交通事故施術

突然の交通事故でケガをしてしまったときにはどうしたらいいのでしょうか？

交通事故直後には気づかないこともありますが、事故によるケガはきちんと対処しておかないと回復が遅れてしまうことがあります。

交通事故に遭ったときにまず何をしたらよいのでしょうか。

 

【交通事故にあったらすべきこと】

・応急処置をする

交通事故にあったらRICEと呼ばれる応急処置をしておきましょう。
Rest（安静）・Ice（冷却）・Compression（圧迫）・Elevation（挙上）の4つの処置をすることで症状の緩和が期待できます。

 

・医療機関にかかる

目に見えるケガがない場合や、痛みなどを感じない場合でも念のため医療機関で診てもらうことが大切です。
特に事故直後は自分では気づきにくいので、レントゲンなどの検査をしてもらいましょう。

 

・保険会社に連絡する

交通事故でケガをした場合は、加害者側の保険会社に連絡を取ってケガの状態や施術について相談しておきましょう。

 

【事故直後に痛みを感じにくい理由】

交通事故にあった直後は、ショックで神経が高ぶった状態になっており、アドレナリンが出ているため痛みなどの身体の不調を感じにくくなっています。

そのため、むちうちなどの症状にも事故の翌日以降に気づく方が多くなっています。
場合によっては、事故から1週間近く経ってから痛みやしびれ、吐き気などの症状を訴える方もいるほどです。

事故直後に症状を感じなかったとしても、ケガをしている可能性があるので必ず医療機関に受診するようにしましょう。

交通事故によるケガとして特に多くみられる症状がむちうちです。
交通事故にあってすぐには気づきにくいですが、そのままにしておくと後遺症が残ってしまう場合もあります。

むちうちとはどのような状態なのでしょうか？

 

【むちうちとは】

「むちうち」とは、正式には外傷性頸部症候群と呼ばれる症状のことで、交通事故のような強い衝撃が原因で首の筋肉やじん帯が損傷することで起こります。
交通事故だけではなく、アメフトなどのコンタクトスポーツでも起こることがあります。

 

【むちうちの症状】

むちうちのタイプ別に症状の特徴をご紹介します。

 

・頚椎捻挫型

首の筋肉やじん帯が伸びたり断裂してしまった状態です。
むちうちの大半がこのタイプだといわれています。
首の痛みや動きの不自由、頭痛、めまいといった症状が起こります。

 

・神経根型

交通事故で首が腫れてしまい、脊髄の神経が集まる神経根が圧迫された状態です。
知覚障害やマヒ、しびれといった症状があらわれます。

 

・バレー・リュウ症候群型

首にある交感神経や副交感神経が傷ついたことで、自律神経が乱れてしまった状態です。
頭痛やめまい、耳鳴り、記憶障害などの症状が起こることが多いです。

 

・脊髄症状型

頚椎が変形してしまうことで椎骨の間にある脊髄が圧迫された状態です。
知覚障害や手足のしびれ、運動障害などの症状があらわれます。

 

・脳脊髄液減少症

事故の衝撃で脳脊髄液が漏れてしまい、脳の位置が下がった状態です。
頭痛やめまい、耳鳴り、視覚障害、だるさなどが主な症状となっています。

むちうちになってしまうと首に強い痛みを感じるようになり、目まいや吐き気、だるさなども症状として現れます。

手足が自由に動かせなくなることもあり、手や足にしびれを感じたり握力が無くなってしまうこともあります。

むちうちは外見上はほとんど変化がなく、軽い症状のようにもみえますが、きちんと改善をしておかないと次第に症状が現れ重くなってしまいます。

交通事故にあったらなるべく早めに処置を受けるようにしましょう。